プロデル 0.8公開について

2012年04月05日(木)更新

プロデル 0.8では構文解析処理を刷新しました

プロデル バージョン0.8では、内部仕様を大幅に変更しました。

バージョン0.8では、構文には変更はなく、基本的にはバージョン0.7との違いはありませんが、
内部の処理方法が異なるため、以前のバージョンで作成したプログラムが
動作しない場合があります。

また、最新版で読み込んだことにより、作成したプログラムが壊れる場合もありますので、
念のためバックアップを取ることをお勧めします。

変更点

内部仕様の変更により、次の点が変わりました。

文法チェックの厳密化

バージョン0.8では、構文解析処理が刷新しました。
そのため、以前は緩かった文法チェックが厳しくなりました。

また、プロデルデザイナ上で開いたプログラムの色付けがより正確になりました。

手順呼び出し文にスタック方式を導入

プロデルの構文解析の内部処理にスタック方式を導入しました。
以前は、[ ]や( )で囲む必要があった文も、括弧で囲む必要がなくなりました。

//0.7.315以前でも0.8.316以降でも正常に動作する
内容は、「123123123」
(内容から「31」を「13」に置換したもの)を表示する

//0.7.315以前では構文エラーとなり、0.8.316では正常に動作する
内容は、「123123123」
内容から「31」を「13」に置換したものを表示する

※なお、この方式はプロデル内部処理に対する変更で、
プログラムを作成する際にスタックを意識する必要はありません。
また、一部の場合で、これまで通り括弧が必要になることがあります。

「※宣言必須」注釈の追加

変数宣言を必須とするオプションを追加しました。
このオプションが書かれたファイルでは、宣言せずに変数を使うことができなくなります。

//エラーになります。
※宣言必須
メッセージは、「こんにちは」
メッセージを表示する

//エラーになりません。
※宣言必須
【メッセージ】は、「こんにちは」
メッセージを表示する