完成候補版2 0.3.127-146の追加機能と注意点

2011年02月18日(金)更新

完成候補版2 0.3.146では、次の点を改良しました。
0.2.124以前の更新履歴は、こちらをご覧ください。

0.3.127は、それまでのバージョンから内部仕様が大幅に変更されました。
以前作成したプログラムがそのままでは動作しない場合があります。
プログラムを最新版で編集する前にバックアップすることをおすすめします。

なお、今回のバージョンアップで言語仕様や内部設計が確定してきたため、
本バージョンから完成候補版2となり、2011年内に正式版を(ようやく)公開する予定です。

新機能

Office 2007以降の環境でPDF形式とXPS形式の保存に対応 (0.3.141)

「PDFで保存」と「XPSで保存」手順が使えるようになりました

改良点

新しいプログラムでウィンドウの編集ができない問題の修正(0.3.146)

新規プログラムを作成したときに、ウィンドウの設計画面を開くと例外が発生する問題を修正しました。

一行で「もし」文を書いたときにプログラムの一部が消える問題の修正(0.3.141)

もし文を一行で書いた場合に、プログラムが消えることがありましたが修正しました。

0.3.127以降で動作しなくなった箇所の修正(0.3.140)

0.3.127以降で動作しない、構文解析できなかったサンプルプログラムが正常に動作するように修正しました。

“または”と“かつ”の優先順位を変更しました(0.3.140)

一般的なプログラミング言語と同様に、「または」よりも「かつ」の優先順位を高くしました。

“または”や“かつ”を含む条件式で、比較演算子が使えない問題の修正(0.3.138)

もし文や繰り返し文の条件文に、“または”や“かつ”が含まれる状態で
比較演算子(=<>≠など)を使うと、構文エラーになる問題を修正しました。

大幅な高速化 (0.3.127)

実行処理が大幅に速くなりました。
プログラムによって、2倍から5倍程度、高速化しました。

プロデルデザイナの細かな修正(0.3.136)

  • 特定の操作を行った場合に、タブの「×」ボタンが無効状態になる問題を修正しました。

  • 「オプション」で「テキスト領域」にアルファベット名のフォントを設定したときに、ソースプログラムのフォントに反映されない場合がある問題を修正しました。(0.3.137)

  • プロジェクトモードの状態で別のプロジェクトを開くと、すでに開いているプログラムに追加された状態になる問題を修正しました。(0.3.136)

  • プロジェクトモードで、「ファイル」メニューの「保存された状態に戻す」が正しく動作しない問題を修正しました。(0.3.136)

実行可能ファイルが正しく作成できない場合がある問題の修正(0.3.136)

「利用」文でプラグインを参照したプログラムを、実行可能ファイルとして作成しようとすると、
「値は、nullにできません。パラメータ: methodInfo」などと表示されて、作成できない問題を修正しました。

手順の宣言によっては正しく構文解析できない場合がある問題の修正(0.3.129/136)

手順の宣言の前に、アクセス制御(+,-など)が含まれる場合に正しく構文解析できない問題の修正しました。
さらに同じ条件下で手順内のプログラムが正しく解析できないことがある問題を修正しました。(0.3.136)

プロデルの更新が利用できない問題の修正(0.3.132)

プロデルデザイナの「プロデルの更新」でダウンロードできない問題を修正しました。

文字列、配列関係の手順の修正 (0.3.127)

度重なる改良のために、文字列や配列関係で、正しく動作しない手順がありましたが、
概ね動作するようになりました。

一部、助詞が変更されていますのでリファレンスをご確認ください。
なお、互換性を維持するため古い書き方でもしばらくの間は動作しますが、
正式版では、廃止される場合がありますので、ご注意ください。

「に」や「へ」、「が」などの助詞が含まれる変数名に対応 (0.3.127)

構文解析部分の改良により、「に」や「が」などの助詞を含む名前を変数名にすることができるようになりました。

にわとりは、10
にわとりを表示する

いがぐりは、「チクチクしている」
いがぐりを表示する

もし文で助詞「が」が含まれる手順呼び出し文に対しての[ ]が省略可能に (0.3.127)

構文解析部分の改良により、
「もし」文の条件文で、助詞「が」が含まれる手順を[ ]で囲う必要がなくなりました。

値段表は、{りんご=「120円」、バナナ=「80円」、ぶどう=「130円」}

ーー以前のバージョンでは、
ーー “もし[値段表に「りんご」が存在する]なら”
ーーと書かなければ動かなかった


もし値段表に「りんご」が存在するなら
  「あります」を表示する
でなければ
  「ありません」を表示する
もし終わり