文字列定数の言語仕様の変更について

2012年02月23日(木)更新

「「 」」構文の導入

「「 」」構文は、[ ]による式展開が適用されない文字列定数の構文です。

通常の「 」で囲った文字列定数構文では、“[”と“]”が式展開を表す記号であり、
また“」”が文字列の終わりを表す記号になっています。
そのため、正規表現やSQLを書く目的で、文字列定数を使う場合に、
これらの記号についてエスケープする必要がありました。

「「 」」構文では、“[”・“]”・“」”の記号が通常の文字として扱われるため
多くの場合でエスケープの必要がなくなります。

構文の比較

ーー時刻が評価されます
「 [時刻] 」を表示する

ーー書いたまま表示されます
「「 [時刻] 」」を表示する

 

0.7.295以降で構文エラーとなる文字列定数

新しい構文の導入に伴い、プロデル0.7.294以前で正しく解釈されていた表記が
最新版で文法エラーとなるケースがあります。

次のような旧表記については、新表記に書き換えることで同じ文字列を表すことができます。

旧表記 新表記
「こんにちは[]」 「「「こんにちは」」」
「「 「「「「」」