2014/05/15更新

CSVとは

CSVとは、ファイル形式の1つで、表などのデータをカンマ(,)で区切ったテキストファイルのことです。

Excelで開くことができるほかに、メモ帳などで編集もできる形式のため、
データベースからデータを取り出したり、Excelへデータを取り込む時などに
便利なファイル形式です。

 

CSVファイルを作成する

2次配列を、CSVファイルとして保存すると、CSV形式に変換されて保存されます。

配列についての説明は、基本編の「配列を使う」をご覧ください。

ここでは、簡単な例をあげます。

データ(1,1)は、「たろう」
データ(1,2)は、「abc@xxx.com」
データ(1,3)は、「http://www.xxx.com/」

データ(2,1)は、「はなこ」
データ(2,2)は、「def@xxx.com」
データ(2,3)は、「http://www.xxx.com/」

テーブルは、データのテーブル化
(テーブルをCSVへ変換したもの)を「データ.csv」に保存する

上のプログラムを実行すると下のような内容の「データ.csv」が作成されます。

"たろう","abc@xxx.com","http://www.xxx.com/"
"はなこ","def@xxx.com","http://www.xxx.com/"

2次配列を「データ(X,Y)」とすると、Xが行、Yが列を表します。 配列のときと同じように、一行分一度に指定することもできます。

データ(1)は、{「たろう」、「abc@xxx.com」、「http://www.xxx.com/」}
データ(2)は、{「はなこ」、「def@xxx.com」、「http://www.xxx.com/」}

データを「データ.csv」に保存する

 

プロデルの配列とCSV形式とは、少しデータ形式に違いがありますが、
「保存」命令を実行することで、CSV形式に変換されます。

 

CSVファイルを開くには

通常のテキストファイルを開く時と同様に「開け」関数を使用します。

【CSVファイル名】から読み込んだもの

これにより「内容」変数にCSVの内容が二次配列として、代入されます。 例えば、1行2列目の内容を取り出すには下のようにします。

内容は 開け(「データ.CSV」)
内容(1、2) を表示する

 

処理する

では、実際にCSVファイルを使ったプログラムを作ってみましょう。
例えば、下の表(成績表.CSV)をエクセルなどで作成します。

名前 点数
山田次郎 56
河野雄太 82
高橋裕香 52
佐藤美里 90

このデータの平均点を計算するプログラムを作って見ましょう。
平均値や偏差値といった計算の処理は、「繰り返せ」命令を使わずにシンプルに行うことができます。

内容は 開け(「成績表.CSV」)
「平均点は [平均(点数,2)]です。」を表示 する

 

2次配列対応の関数

次の手順を使うことで、直接2次配列から計算することができます。

平均([配列]、[列(省略可)]) 配列の平均値を表します。
2次配列の場合、「列」を指定することができます。
合計([配列]、[列(省略可)]) 配列の合計値を表します。
偏差値([配列]、[列(省略可)]) 配列の偏差値を表します。

 

表の情報を処理するには

表のデータは、配列ですので、プロデルの配列に関係する関数や命令を使うことができます。
これらの機能を活用することで、より処理を効率化することができます。

▼参照
基本編→一つの変数にたくさんの情報を入れる『配列』
機能編→配列を使ったいろいろな機能