命令文の書き方
前の章では、とりあえずプログラムを動かしてみました。
この章以降は、プロデルでプログラミングするにあたっての基礎知識について説明していきます。
命令文の構造
プロデルでは、コンピュータに行わせる処理の一つ一つを「命令文」で書きます。
命令文は、書かれた順に実行されていきます。
命令文は、動詞と引数(ひきすう)に分かれます。
例えば、前の章で取り上げたメッセージを表示する命令文について説明します。
「こんにちは、プロデルへようこそ」を表示する
この命令文の場合、
『表示する』が、動詞です。
『「こんにちは、プロデルへようこそ」を』が、引数です。
となります。
「表示する」命令の場合、画面に表示する内容は、助詞「~を」でつながる部分で指定しなければなりません。
どの命令で、どの助詞が必要なのかについては、命令によって違います。
詳しくは、プロデル リファレンスで説明しています。
引数について
必要な情報として指定する「引数」と「助詞」は、ペアになっています。
命令によっては、複数の「引数・助詞」のペアを指定する場合があります。
次の例では、引数・助詞のペアが2つあります(「~を」と「~へ」)。
「文章.txt」をデスクトップへコピーする。
命令に必要な助詞が含まれていれば、ペアの順番に関係なく正しく解釈されます。
例えば、次のように引数・助詞のペアを入れ替えて書いても、正しく動作します。
デスクトップへ「文章.txt」をコピーする。
なお、命令文には句読点を付けることもできます。
デスクトップへ、「文章.txt」を、コピーする。
動詞の送りがな
命令文の動詞の送りがなは、解釈上意味がないため、決まった書き方はありません。
「表示する」命令の場合も、次のように書くこともできます。
「おはよう」を表示
「こんにちは」を表示しろ
「こんばんわ」を表示しなさい
なお、プロデルでは否定形に対応していないため、「~しない」と書いた場合も、命令を実行します。
読点「。」について
プロデルでは、原則として一行に一つの命令文を書くことができます。
ただし、読点「。」を付けることで一つの行に複数の命令文を書くこともできます。
「文章.txt」を削除する。「完了しました」を表示する