2014/08/28更新

変数とは

プログラミングの世界では、文字や数値などの値を記録する箱のことを、“変数”と呼びます。
変数には、文字や数値などの情報を格納したり、取り出すことができます。

変数をイメージにすると、次のようになります。

変数のイメージ

変数は、事前に宣言する必要はなく、変数へ値を格納した時点で、作成されて利用できるようになります。

 

変数へ値を代入する

変数へ値を格納するには、次のように命令します。

【変数名】は、【入れる値】

【変数名】には、変数の名前(変数名)を書きます。
変数名は、日本語またはアルファベットを使うことができます。

【入れる値】には、文字や数値、変数を書きます。

メッセージは、「こんにちは」
メッセージを表示する

 

値の格納には、このほかに、3つの書き方があります。
書き方が異なるのみで、動作には違いはありません。

【変数名】【入れる値】とする

【変数名】【入れる値】

【変数名】【入れる値】を代入する

Aを10とする
A=120
メッセージへ「こんにちは」を代入する

 

変数名について

変数に付ける名前を「変数名」と呼びます。
変数の名前には、漢字やひらがな、カタカナ、全角半角英数字を使うことができます。

ただし、次のようなものを、変数名にすることはできません。

  • 全角・半角数字のみ  例:123
  • 全角・半角数字で始まるもの 例:2009年データ
  • スペースや括弧、「!」などの記号が含まれるもの 例:!ファイル
  • 改行やタブなどの制御文字が含まれるもの
  • +-などの演算記号が含まれるもの 例:1-3組

なお、プロデルの変数名は、全角文字と半角文字、(英字の場合は)大文字と小文字が区別されません。

例えば、次のような名前の変数は、すべて同じ変数として扱われます。

  • 変数ABC123
  • 変数ABC123
  • 変数abc123

 

変数の値の取得

一度、変数に値が格納されると、それ以降、各命令文で変数を使うことができるようになります。

変数に値を格納はないまま、変数を使うと、エラーとなります。変数を使う前には必ず値を入れてください。

例 変数「メッセージ」に、文字を格納し、表示します

メッセージは、「こんにちは」
メッセージを表示する

 

変数の種類の宣言

プロデルでは、使用する変数を宣言することなく、変数に値を格納することができますが、
明示的に変数を使用することを宣言したり、変数に格納する値の種類を書くことができます。

複数の表現がありますが、変数の宣言には「である」「であり」という表現が含まれます。

変数名は、種類名である

変数名は、種類名であり入れる値とする

手順内で、次のように書くことで、手順内だけで有効な変数(局所変数)を宣言することができます。

変数名種類名

 

文字列の連結

文字列と文字列を連結する場合は、「&」演算子を使います。

名前は、「プロデル」
メッセージは、名前&「さん、こんにちは」
メッセージを表示する

または、文字列のインライン展開を使って、次のように書くこともできます。

名前は、「プロデル」
メッセージは、「[名前]さん、こんにちは」
メッセージを表示する

練習問題

問3-1 「名前」という変数を作って、あなたの名前を代入してみましょう。

問3-2 「名前」変数に入っている内容を画面に表示させてみましょう。

 

次は 4.計算させる