2013/06/21更新

プロデルとExcelでデータ連係しよう

このページでは、表計算ソフトMicrosoft Excelとプロデルを連係させる方法を紹介します。

Excelと連係することで、プロデルからワークシートのセルに数値を代入したり、シートの追加と移動、ワークブックの保存・印刷などの操作ができます。

エクセル連係機能を利用するためには、次のいずれかのバージョンのExcelが必要です。
Microsoft Excel 97/2000/2002/2003/2007/2010

この連係機能では、Excelとプロデルを組み合わせてデータを加工するための簡単な機能が用意されています。
より高度な処理を行いたいときは、付属のVBAを活用してください。

エクセル連係機能についての詳しい説明は、リファレンスをご覧ください。

 

Excelを起動する

まず、プロデルからエクセルを起動して、空のワークシートを作成します。

エクセルを起動する
エクセルへ新しいワークブックを作成する

ワークブック(WorkBook)とは

Excelのファイルのことを表します。ワークブックには複数の表を入れておくことができます。

例 表計算.xls

ワークシート(WorkSheet)とは

Excelのファイルに含まれる複数のシートのことを表します。ワークシートは、画面の下のタブで切り替えることができ、自由に増やしたり消したりすることができます。

例 Sheet1、Sheet2

すでにエクセルが起動している場合

また、すでにファイルからエクセルを起動している場合は、次のように書きます。
プロデルとExcelを接続して、プロデルから操作できるようにします。

エクセルをリンクする

すでに開いているファイルに対して操作したいときなどは、こちらを利用してください。

※「Microsoft Excel」のショートカットから複数起動した場合、正しく動作しないことがあります

 

セルへの入力と内容の取得

セルに文字を入れる

指定したセルに文字や数字を入力する場合は、次のように書きます。
この場合、A1のセルに「こんにちは」と入力します。

(エクセルの現在シート:セル(「A1」))の内容を、「こんにちは」に変える

 

計算式を代入する場合

他のセルを参照する場合や、Excelの関数を指定する場合は、「計算式」設定項目を使います。

(エクセルの現在シート:セル(A1))の計算式を、「=sum(A1:A6)」に変える

 

セルの内容の取得

セルの内容を表示する場合は、次のように書きます。

「セルA3の内容は: [(エクセルの現在シート:セル(A3))の内容]」を表示する

セルA3の部分の内容を表します。

R1C1方で指定するときは、次のように書きます。

「セル(1,3)の内容は: [(エクセルの現在シート:セル({1,3}))の内容]」を表示する

 

セルを選択する

特定のセルを選択するには、「選択範囲」設定項目を使います。

ーーセルA1を選択
エクセルの現在シート:セル(「A1」)を選択する

連続する複数のセルを指定するには、「:」を使います。

ーーセルA1からB5までを選択
エクセルの現在シートの選択範囲を「A1:B5」に変える

 

見た目を変える

セルの字体を変える

「エクセル」機能に含まれる「セル」種類で、
セルのフォント名や字体を変えることができます。

ーー選択しているセルの書体を太字+斜体に変えます
選択セルは、エクセルの選択シートの選択
選択セル
の内容を「プロデル」に変える
選択セルの太字を○に変える
選択セルの斜体を○に変える

幅や高さを変える

ーーB4のセルの幅と高さを変えます
選択セルは、(エクセルの現在シート:セル(「B2」)
選択セルの幅を100に変える
選択セルの高さを30に変える

色を変える

色やフォント名を変更することができます。

選択セルは、エクセルの選択シートの選択
選択セル
の内容を「プロデル」に変える
選択セルの背景を、黄緑に変える
選択セルの色を、白に変える

 

セルのコピーと貼り付け

セルを別の指定したセルへコピー、貼り付け、移動することができます。

ーー指定したセルをコピーします
(エクセルの現在シート:セル(「B2:F4」))をコピーする

ーーコピーしたセルを貼り付けます
(エクセルの現在シート:セル(「B9」))を貼り付ける

 

ファイルの保存と読み込み

作成したワークブックは、Excel形式で保存できます。

ワークブックを保存する

ーー名前を付けて保存
エクセルの現在ブックを「名簿.xls」へ保存する

ーー上書き保存
エクセルの現在ブックを保存する

ワークブックを開く

エクセルで「名簿.xls」を開く

  

プレビュー・印刷する

プレビューの表示と印刷は、次のように書きます。

ーープレビュー後に印刷します
エクセルのワークブックをプレビューする
エクセルのワークブックを印刷する

 

エクセルの終了

編集中のワークブックを閉じたり、エクセルを終了したりするには、次のように書きます。

エクセルの現在ブックを閉じる
エクセルを終了する

 

シートの自動入力

今説明した方法を使って、エクセルのシートに自動入力するプログラムを作ってみましょう。

今回は、くだもの屋さんの果物が、いくつ売れたかとその売り上げを計算したシートを作るとします。
まず、エクセルで元となるシートを作ります。
売り上げは、プロデルが自動的にしてくれるので、売り上げ個数のセルは空白にしておきます。
売り上げ個数の合計を計算するセル(C10)の部分は、
 =sum(C4:C9)
と入力して、Excel側で計算するようにしておきます。

次の例では、C4~C9のセルに、それぞれの商品の売り上げ個数が自動入力されます。
その後、C10のセルにある売り上げ合計をプロデルに出力します。
計算した今日の売り上げは、別ワークシートとしてファイルに保存します。

売り上げに入力される数値は、「乱数」手順を使ってランダムに決めています。
もちろん、乱数の変わりに、ウィンドウのテキストに入力した値などを使うこともできます。

ーーデータの設定
ーーCSVや入力命令、テキストオブジェクトなどに書き換えすることもできます

りんごの数は、0から30まで、乱数
みかんの数は、0から20まで、乱数
すいかの数は、0から5まで、乱数
ぶどうの数は、0から20まで、乱数
なしの数は、0から20まで、乱数
ももの数は、0から10まで、乱数

ーーエクセルの起動してファイルを開く
エクセルを起動する
エクセルで「[プログラムのフォルダ]エクセル(実用例).xls」を開く

ーー内容の入力
シートは、エクセルの現在シート
(シート:セル(「C4」))の内容を、りんごの数に変える
(シート:セル(「C5」))の内容を、みかんの数に変える
(シート:セル(「C6」))の内容を、すいかの数に変える
(シート:セル(「C7」))の内容を、ぶどうの数に変える
(シート:セル(「C8」))の内容を、なしの数に変える
(シート:セル(「C9」))の内容を、ももの数に変える

ーー内容の表示
「今日の売り上げは:[(シート:セル(「E10」))の内容]円です」を表示する

ーーワークシートの保存
エクセルの現在ブックを「[プログラムのフォルダ]売上-[日付].xls」に保存する

エクセルを終了する