CSVとは
CSVとは、ファイル形式の1つで、表などのデータをカンマ(,)で区切ったテキストファイルのことです。Excelで開くことができるほかに、メモ帳などで編集もできる形式のため、データベースからデータを取り出したり、Excelへデータを取り込む時などに便利なファイル形式です。
CSVファイルを作成する
CSVファイルを作成するには、「データ表」種類を使います。
出力する内容をデータ表へ登録した後、CSV形式で保存できます。
データ表を作ってデータとする
データに{「たろう」、「abc@xxx.com」、「http://www.xxx.com/」}を加える
データに{「はなこ」、「def@xxx.com」、「http://www.xxx.com/」}を加える
データを「data.csv」へ保存する
上のプログラムを実行すると下のような内容の「データ.csv」が作成されます。
たろう,abc@xxx.com,http://www.xxx.com/
はなこ,def@xxx.com,http://www.xxx.com/
CSVファイルを読み込む
CSVファイルをデータ表に読み込むことですでに保存されているデータを取得できます。
データ表を作ってデータとする
データへ「data.csv」から読み込む
データの一覧のすべての【行要素】についてそれぞれ繰り返す
行要素(1)を報告する
繰り返し終わり
CSVファイルのデータを処理する
では、実際にCSVファイルを読み書きするプログラムを作ってみましょう。
例えば、下の表(成績表.CSV)をエクセルなどで作成します。
名前 | 点数 |
---|---|
山田次郎 | 56 |
河野雄太 | 82 |
高橋裕香 | 52 |
佐藤美里 | 90 |
なお、同じ内容のCSVファイルを次のプログラムで作ることが出来ます。
データ表を作ってデータとする
データに{「山田次郎」、「56」}を加える
データに{「河野雄太」、「82」}を加える
データに{「高橋裕香」、「52」}を加える
データに{「佐藤美里」、「90」}を加える
データを「成績表.CSV」へ保存する
このデータの平均点を計算するプログラムを作って見ましょう。平均値や偏差値といった計算の処理は、「繰り返す」文を使わずに専用の手順で計算できます。
CSVファイルの特定の列について集計したい場合は、「一覧で取得する」手順を使います。
データへ「成績表.CSV」から読み込む
データの2列目を一覧で取得したものの平均を「平均点」として表示する
配列対応の手順
次の手順を使うことで、配列から計算することができます。
[配列]の平均 | 配列の平均値を表します。 |
---|---|
[配列]の合計 | 配列の合計値を表します。 |
[配列]の偏差値 | 配列の偏差値を表します。 |
[配列]の最大値 | 配列の要素で最大値を返します。 |
[配列]の最小値 | 配列の要素で最小値を返します。 |