配列の高度な操作
配列の高度な操作について説明します。
配列の追加と挿入
配列に最後に要素を追加するには、「追加」手順を使います。
また、配列の指定した位置に要素を追加するには、「挿入」命令を使います。
一覧は、{「ABC」,「EEE」,「DDD」,「CCC」}
[一覧:3へ「123」を挿入したもの]を表示する
一覧へ「456」を追加する
一覧を表示する
文字列から配列を作る
「配列化」手順を使うことで、文字列から配列を作ることができます。
データは、「{AAA,BBB,CCC}」を配列化
データ(1)を表示する
データ(2)を表示する
データ(3)を表示する
配列をファイルへ格納する
配列の要素をファイルへ保存するには、「保存」命令を使います。
元データは、{「あああ」、「いいい」、{111,222,333}}
元データを「配列.txt」へ保存する
配列をファイルから読み込む
データは、(「配列.txt」から読み込んだもの)を配列化したもの
データを表示する
配列の内容をコピーする
配列を単純に別の変数に代入すると、元の配列の内容を変更した際に、代入先の配列の内容も変更されます。このような問題を防ぐには、配列の内容をコピーして置く必要があります。
配列の内容のコピーを作るには、「クローン」設定項目を使います。
元配列は、{1,2,3,4,5}
新配列は、元配列のクローン
元配列(3)は、100
「元配列:[元配列]
新配列:[新配列]」を表示する
「すべて」後置子
「すべて」後置子によって、配列のすべての要素に対して式が評価され(展開し)た結果を、それぞれ配列に格納することができます。「すべて」後置子を指定すると、「すべて」に掛かる式を含んでいる式や文が、「すべて」に掛かる配列の要素それぞれだけ、評価されて、配列として表されます。
{120,160,220}すべてに1.08を掛けたものを出力する
この場合は、次の文と同じ意味となります。
{120に1.08を掛けたもの,160に1.08を掛けたもの,220に1.08を掛けたもの}を出力する
「すべて」後置子は、計算演算子、設定項目、実補語に指定することができます。
Aという注文明細を作る
Bという注文明細を作る
Cという注文明細を作る
リストは、{A,B,C}
リストすべての価格すべてを報告する
注文明細とは
+価格=10の乱数*10
終わり
リストすべての価格が展開された後に、その結果となる配列がされに展開されます。戻り値の無い手順の実補語が「すべて」を含む場合は、手順の実行が要素の数だけ実行されます。
Aの価格を報告する
Bの価格を報告する
Cの価格を報告する