2013/06/21更新

プロデルでWordを操ろう

このページでは、Microsoft Wordの操作をする方法について紹介します。
Excelとの連携機能に比べると、使える用途が限られますが、
Wordならではの機能をプロデルから利用することができます

プロデルからWordの文書の好きな位置に文字を入力することができるので、
例えば、前もって作っておいた文章に、ファイルや日付などの情報を加えて、
自動的に保存・印刷する、といった使い方ができます。

一度文章を作っておいて、名前や日付だけを書き換えたものを作る っということがプロデルで自動化することができます。

ワード連係機能では、Wordとプロデルを組み合わせてデータを加工するための簡単な機能が用意されています。
Word文章に対してより高度な操作を行いたいときは、付属のVBA(マクロ)を活用してください。

プロデルとMicrosoft Wordを連係するには、次のいずれかのバージョンのWordが必要です。
Microsoft Word 97/98/2000/2002/2003/2007

ワード連係機能についての詳しい説明は、リファレンスをご覧ください。

 

Wordを起動する

まず、Wordを起動します。

ーーワードの起動
ワードを起動する

ーー新規文章を作成する
ワードへドキュメントを追加する

次に、新規ドキュメントを追加します。これで、文章を作成できます。

 

内容の入力

文字の入力や色の設定は、文章テキストや拡張テキストの方法とほぼ同じです。ここでは、例を紹介しておきます。

ーー内容の入力
ワードの選択のフォント名を「MS P明朝」に変える
ワードの選択の文字サイズを18に変える
ワードの選択の色を赤に変える
ワードの選択の太字をオンに変える
ワードの選択の内容を「こんにちは」に変える

 

貼り付け・コピー・切り取り

クリップボードに文字をコピーしたり貼り付けたりもできます。

ーーコピーと貼り付け
ワードの選択の内容を「プロデル」に変える
ワードの選択のスタートを0に変える
ワードの選択の長さを5に変える
ワードの選択をコピーする
ワードの選択を貼り付ける

 

ブックマーク

文章にブックマークを登録して移動することもできます。

ーーブックマークの登録と移動
ワードの現在文章へ「しるし1」というブックマークを登録する
ワードの現在文章で「しるし1」というブックマークへ移動する

 

ワード文章の保存

文章の保存は、次のように書きます。
もちろんファイルの位置にプロデル関数を利用することができます。

ーープレビューの表示と解除
ワードの現在文章をプレビューする
2秒、待つ
ワードの現在文章をプレビューする
ワードの現在文章を印刷する

ーー保存
ワードの現在文章を「[デスクトップフォルダ]文書.doc」に保存する

ーー終了
ワードを終了する

 

名前や日時が違う文章を自動的に作成する

では、プロデルとWordを使って、配列に入っている名簿を見て、それぞれの人の面接のお知らせを作るプログラムを作ってみましょう。

 

元となる文章の作成

まずは、Wordで、ひな形となる文章を作成します。

任意の位置に文字が自動的に入力されるように、挿入する位置にブックマークを設定します。
ブックマークで指定した名前を、プロデルで指定して移動させることができます。

Microsoft Word
 「挿入」メニュー-「ブックマーク」
※バージョンによって名称や位置が異なります

今回は、ひな形の文章を「面接.doc」というファイル名で保存したものとして説明します。

プログラムの作成

複数の情報を自動で入力させたい場合は、挿入するデータを2次配列にするのがよいでしょう。
データの変わりに、CSVファイルなども利用できます。
CSV形式を扱う方法については、CSV形式を操作をご覧ください。

 

ーーデータの定義
ーー配列の内容は、「面接者、面接日、面接時間」の順に指定

データ(1)は、{「山田太郎」、「6月10日」、「15:00から」}
データ(2)は、{「鈴木花子」、「6月11日」、「13:00から」}

ーーワードの起動
ワードを起動する

ーー登録したブックマークへの移動と文字の挿入
(データの個数)回、1から数にカウントして、繰り返す
  ワードで「[プログラムのフォルダ]ワード(実用例).doc」を開く

  ワードの現在文章で「名前」というブックマークへ移動する
  ワードの選択の内容を、データ(数,1)に変える
  ワードの現在文章で「日付」というブックマークへ移動する
  ワードの選択の内容を、データ(数,2)に変える
  ワードの現在文章で「時間」というブックマークへ移動する
  ワードの選択の内容を、データ(数,3)に変える

ーーデータの保存
  ワードの現在文章を「[プログラムのフォルダ]面接-[データ(数,1)].doc」に保存する
  ワードの現在文章を閉じる
繰り返し終わり

ーー終了
ワードを終了する