2013/06/21更新

マクロの実行

エクセルで定義したマクロを、プロデルから実行することができます。

ワークブックに含まれるマクロを実行するには、次のように書きます。
この場合、モジュールに定義した「TestMacro」というマクロを実行します。

ーーマクロ実行
エクセルにある「TestMacro」をマクロ実行する

ーー戻り値を得る場合
(エクセルにある「TestMacro」をマクロ実行したもの)を表示する

※マクロは、Excelの「ツール」-「マクロ」-「マクロ」または「Visual Basic Editor」で作成します。
 詳しくは、エクセルのヘルプなどをご覧下さい。

シートの関数を呼び出す

各シートに定義した関数を呼び出す場合は、シート名を指定します。
次の例では、Sheet1に定義した「Sub TestMacro()」を実行します。

ーーSheet1のTestMacroを実行
エクセルにある「Sheet1.TestMacro」をマクロ実行する

引数を指定する場合

引数を指定する関数の場合、「~で」に引数を配列形式で指定します。
ただし、VBA関数の引数は、必ず文字列型(String)である必要があります。
また、指定できる引数の数は、10個までです。

' VBAのコード
Function TestMacro2(ByVal Value As String, ByVal Title As String) As String
    MsgBox Value, Title
    TestMacro2 = "戻り値です"
End Sub

ーー引数のあるマクロ実行
エクセルにある「TestMacro2」を{「こんにちは」,「メッセージ」}でマクロ実行する

ーー戻り値を得る場合
(エクセルにある「TestMacro2」を{「こんにちは」,「メッセージ」}でマクロ実行したもの)を表示する

 

ワークブックやワークシートに関する操作

プロデル上からワークブックを増やしたり、ワークシートを切り替えたりすることができます。

ワークブックやワークシートの切り替え

ワークブックやワークシートを切り替えるには、次のように書きます。

エクセルのワークシートを「Sheet1」に変える

エクセルのワークブックを「成績表.xls」に変える

数値(左から1、2、…)で指定することもできます。

 

エクセルで開いているファイルの一覧を取得する

エクセルのワークブック一覧を表示する

ワークブックに含まれているワークシートの一覧を取得する

エクセルの現在ブックのワークシート一覧を表示する

 

ワークシートの追加

「新しいワークシートを作成」手順を使います。

エクセルに新しいワークシートを作成する

ワークシートの削除

ワークシートを削除するには、ワークシートの「削除」手順を使います。

エクセルの選択シートを削除する

ワークシートのコピー

ワークシートの内容を複製するには、ワークシートの「コピー」手順を使います。

エクセルの選択シートを「コピーシート」へコピーする

ワークシートの並び順の変更

ーー現在選択しているワークシートをSheet1の直前へ移動します
エクセルの現在シートの「Sheet1」へ移動する

 

エクセルの状態を調べる

エクセルの情報を調べるための設定項目が用意されています。

エクセルのバージョン
 Microsoft Excelのバージョン情報を取得できます

エクセルの起動中
 エクセルが起動しているかどうか調べます

エクセルのファイル名
 現在選択しているワークブックのファイル名を表します

 

エクセル連係の拡張

プロデルでサポートしているExcelの機能は、ほんの一部です。
Excelには様々な機能が用意されており、それらの機能すべてを対応することはできません。

しかし、少しでもプロデル上で操作ができるように、VBAで利用できるプロパティの一部を、プロデル上で直接指定することができます。

コレクションを含むオブジェクトの指定やメソッドには対応していませんが、値の設定や取得など、プロデルでサポートしていない最低限の情報を取得することができます。

ーーワードアートのテキストを設定、取得する例
エクセルをリンクする
エクセルの図形の「ワードアート 1」のTextEffect.textを、時間に変える
内容は、エクセルの図形の「ワードアート 1」のTextEffect.text
内容を表示する