プロデルとExcelでデータ連係しよう
このページでは、表計算ソフトMicrosoft Excelとプロデルを連係させる方法を紹介します。
Excelと連係することで、プロデルからワークシートのセルに数値を代入したり、シートの追加と移動、ワークブックの保存・印刷などの操作ができます。
エクセル連係機能を利用するためには、次のいずれかのバージョンのExcelが必要です。
Microsoft Excel 97/2000/2002/2003/2007/2010
この連係機能では、Excelとプロデルを組み合わせてデータを加工するための簡単な機能が用意されています。
より高度な処理を行いたいときは、付属のVBAを活用してください。
エクセル連係機能についての詳しい説明は、リファレンスをご覧ください。
Excelを起動する
まず、プロデルからエクセルを起動して、空のワークシートを作成します。
エクセルを起動する
エクセルへ新しいワークブックを作成する
ワークブック(WorkBook)とは
Excelのファイルのことを表します。ワークブックには複数の表を入れておくことができます。
例 表計算.xls
ワークシート(WorkSheet)とは
Excelのファイルに含まれる複数のシートのことを表します。ワークシートは、画面の下のタブで切り替えることができ、自由に増やしたり消したりすることができます。
例 Sheet1、Sheet2
すでにエクセルが起動している場合
また、すでにファイルからエクセルを起動している場合は、次のように書きます。
プロデルとExcelを接続して、プロデルから操作できるようにします。
エクセルをリンクする
すでに開いているファイルに対して操作したいときなどは、こちらを利用してください。
※「Microsoft Excel」のショートカットから複数起動した場合、正しく動作しないことがあります
セルへの入力と内容の取得
セルに文字を入れる
指定したセルに文字や数字を入力する場合は、次のように書きます。
この場合、A1のセルに「こんにちは」と入力します。
(エクセルの現在シート:セル(「A1」))の内容を、「こんにちは」に変える
計算式を代入する場合
他のセルを参照する場合や、Excelの関数を指定する場合は、「計算式」設定項目を使います。
(エクセルの現在シート:セル(A1))の計算式を、「=sum(A1:A6)」に変える
セルの内容の取得
セルの内容を表示する場合は、次のように書きます。
「セルA3の内容は: [(エクセルの現在シート:セル(A3))の内容]」を表示する
セルA3の部分の内容を表します。
R1C1方で指定するときは、次のように書きます。
「セル(1,3)の内容は: [(エクセルの現在シート:セル({1,3}))の内容]」を表示する
セルを選択する
特定のセルを選択するには、「選択範囲」設定項目を使います。
ーーセルA1を選択
エクセルの現在シート:セル(「A1」)を選択する
連続する複数のセルを指定するには、「:」を使います。
ーーセルA1からB5までを選択
エクセルの現在シートの選択範囲を「A1:B5」に変える
見た目を変える
セルの字体を変える
「エクセル」機能に含まれる「セル」種類で、
セルのフォント名や字体を変えることができます。
ーー選択しているセルの書体を太字+斜体に変えます
選択セルは、エクセルの選択シートの選択
選択セルの内容を「プロデル」に変える
選択セルの太字を○に変える
選択セルの斜体を○に変える
幅や高さを変える
ーーB4のセルの幅と高さを変えます
選択セルは、(エクセルの現在シート:セル(「B2」))
選択セルの幅を100に変える
選択セルの高さを30に変える
色を変える
色やフォント名を変更することができます。
選択セルは、エクセルの選択シートの選択
選択セルの内容を「プロデル」に変える
選択セルの背景を、黄緑に変える
選択セルの色を、白に変える
セルのコピーと貼り付け
セルを別の指定したセルへコピー、貼り付け、移動することができます。
ーー指定したセルをコピーします
(エクセルの現在シート:セル(「B2:F4」))をコピーする
ーーコピーしたセルを貼り付けます
(エクセルの現在シート:セル(「B9」))を貼り付ける
ファイルの保存と読み込み
作成したワークブックは、Excel形式で保存できます。
ワークブックを保存する
ーー名前を付けて保存
エクセルの現在ブックを「名簿.xls」へ保存する
ーー上書き保存
エクセルの現在ブックを保存する
ワークブックを開く
エクセルで「名簿.xls」を開く
プレビュー・印刷する
プレビューの表示と印刷は、次のように書きます。
ーープレビュー後に印刷します
エクセルのワークブックをプレビューする
エクセルのワークブックを印刷する
エクセルの終了
編集中のワークブックを閉じたり、エクセルを終了したりするには、次のように書きます。
エクセルの現在ブックを閉じる
エクセルを終了する
シートの自動入力
今説明した方法を使って、エクセルのシートに自動入力するプログラムを作ってみましょう。
今回は、くだもの屋さんの果物が、いくつ売れたかとその売り上げを計算したシートを作るとします。
まず、エクセルで元となるシートを作ります。
売り上げは、プロデルが自動的にしてくれるので、売り上げ個数のセルは空白にしておきます。
売り上げ個数の合計を計算するセル(C10)の部分は、
=sum(C4:C9)
と入力して、Excel側で計算するようにしておきます。
次の例では、C4~C9のセルに、それぞれの商品の売り上げ個数が自動入力されます。
その後、C10のセルにある売り上げ合計をプロデルに出力します。
計算した今日の売り上げは、別ワークシートとしてファイルに保存します。
売り上げに入力される数値は、「乱数」手順を使ってランダムに決めています。
もちろん、乱数の変わりに、ウィンドウのテキストに入力した値などを使うこともできます。
ーーデータの設定
ーーCSVや入力命令、テキストオブジェクトなどに書き換えすることもできます
りんごの数は、0から30まで、乱数
みかんの数は、0から20まで、乱数
すいかの数は、0から5まで、乱数
ぶどうの数は、0から20まで、乱数
なしの数は、0から20まで、乱数
ももの数は、0から10まで、乱数
ーーエクセルの起動してファイルを開く
エクセルを起動する
エクセルで「[プログラムのフォルダ]エクセル(実用例).xls」を開く
ーー内容の入力
シートは、エクセルの現在シート
(シート:セル(「C4」))の内容を、りんごの数に変える
(シート:セル(「C5」))の内容を、みかんの数に変える
(シート:セル(「C6」))の内容を、すいかの数に変える
(シート:セル(「C7」))の内容を、ぶどうの数に変える
(シート:セル(「C8」))の内容を、なしの数に変える
(シート:セル(「C9」))の内容を、ももの数に変える
ーー内容の表示
「今日の売り上げは:[(シート:セル(「E10」))の内容]円です」を表示する
ーーワークシートの保存
エクセルの現在ブックを「[プログラムのフォルダ]売上-[日付].xls」に保存する
エクセルを終了する