プロデル Web編

日本語プログラミング言語「プロデル」ワンページ マニュアル


プロデル簡易Webサーバ

プロデル簡易Webサーバの概要

プロデル簡易Webサーバは、プロデルで書かれたWebアプリケーションを動作させるための専用Webサーバです。

プロデル簡易Webサーバを使って、Webブラウザを対象としたWebアプリケーションをプロデルで開発することができます。

なお、この簡易Webサーバは、セキュリティ面、パフォーマンスに関して十分に考慮されていません。
個人的に利用するWebサーバまたは、使用者が限定されたローカルネットワーク内のみでの使用におすすめします。
不特定多数の利用者がアクセスする公開用Webサーバに利用することは避けてください。

プロデル簡易Webサーバは、HTTPプロトコルに対応した簡易Webサーバです。

拡張子が.rdrのファイルに対しては、プロデルプログラムとして解釈し、その実行結果をWebブラウザへ表示します。
それ以外の、HTMLや画像ファイルなどの通常のファイルは、そのファイルをWebブラウザへ送信します。

動作環境

プロデル簡易Webサーバは、次のいずれかの動作環境が必要です。

  • Windows 8/7/Vista
  • Windows XP SP2
  • Windows Server 2003

なお、いずれも管理者権限で実行する必要があります。
Windows 7/Vistaでは、起動する際に「管理者として実行」する必要があります。

IISやApache、Skypeが動作している環境では、ポート番号を80番以外に設定する必要があります。

※サポート外ですが、CentOS5.5 + Mono1.9環境下でも動作します 

起動方法

1.「RdrWebServer.exe」を起動してください

※Windows 8/7/Vistaでは「管理者として実行」する必要があります

2.「プロデル簡易Webサーバ」の管理画面が表示されます。
 ここで、公開フォルダおよびポート番号を設定します。

公開フォルダ

簡易Webサーバが公開状態にするフォルダを指定します。
Webブラウザがアクセス時に、ファイル名が指定されていない場合は、index.html、index.htm、index.rdrのいずれかのファイルを送ります。

ポート

HTTPリクエストを受け付けるポート番号を指定します。Webブラウザは、通常、ポート番号80番を使います。

 

3.[起動する]ボタンをクリックします

4.Webブラウザで、サーバへアクセスします。

※簡易Webサーバが動作しているコンピュータでアクセスする場合、
http://localhost/ でページが表示されます。

 

サーバの仕様

Content-Typeについて

ファイルの取り扱いに使用するContent-Typeは、起動しているWindowsのファイル関連付けの設定に依存します。

文字コードについて

プロデルプログラムを指定した場合の既定の文字コードは、プロデルファイルの文字コードが使用されます。

 

アンインストール方法

プロデル簡易Webサーバのインストール作業およびアンインストール作業は必要ありません。
ファイルを削除してください。


プロデルでWebアプリケーションを作る

プロデルWebサーバを使うことで、プロデルでWebアプリケーションを作ることができます。

Webアプリケーションとは、プログラムによって表示する内容を変化させることができるWebページを指します。例えば、掲示板やブログ、ショッピングサイトなどがWebアプリケーションです。

利用する環境が異なるだけで、CGI(Perl)やPHPなどと原理は同じものです。

簡単なWebアプリケーションを作る

まずは、プロデルを使って簡単なWebアプリケーションを作ってみましょう。

1. Webアプリケーションの作成

「プロデルデザイナ」などで、次のようなプログラムを作成します。
このプロデルファイルのファイル名を「test.rdr」とします。

応答として「<html>
<head>
    <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8" />
</head>
<body>
現在は、[時刻]です。
</body></html>」を送る

作成したプロデルファイルを、プロデル 簡易Webサーバ(RdrWebServer.exe)があるフォルダ(ドキュメントルート)へコピーします。

2. プロデル 簡易Webサーバの起動

プロデル簡易Webサーバを起動します。

1.RdrWebServer.exeを開きます。

※Windows Vistaの場合は、右クリックして「管理者として実行」をクリックします。

2.「プロデル簡易Webサーバ」の管理画面が表示されます。

3.[起動する]ボタンをクリックします。

※Windows XP SP2以降や、各種インターネットセキュリティソフトを導入している場合は、ブロックするかどうかの確認メッセージが表示されます。このときは、「ブロックを解除する」を選んでください

※この段階で起動しない場合は、IISまたはApache等のWebサーバがすでに起動している場合があります。この場合は、ポート番号を変えて再び[起動する]か、すでに起動しているWebサーバを停止させてください 

3. Webブラウザでアクセスする

1.プロデル簡易Webサーバが起動したら、Webブラウザでアクセスします。

プロデル簡易Webサーバが起動しているコンピュータで、アクセスする場合は、

アドレスバーに「http://localhost/test.rdr」と入力してアクセスします。

※ポート番号を80以外に設定した場合は、「http://localhost:ポート番号/test.rdr」としてアクセスしてください。

2.Webブラウザに現在時刻が表示されます。

3.Webブラウザの「更新」または「再読み込み」ボタンをクリックすると、時刻が変化します。

4. 他のコンピュータからアクセスする

プロデル簡易Webサーバが起動している状態であれば、他のコンピュータのWebブラウザからアクセスすることもできます。他のコンピュータからアクセスするためには、Webサーバが起動しているコンピュータのIPアドレスが必要です。

1.Webサーバが起動しているコンピュータ上のプロデルデザイナで、次のように入力して、実行します。

ネットワークのIPアドレスを表示する

2.実行すると、IPアドレスが表示されます。
ここでは、説明のためにIPアドレスが、「192.168.1.1」であるとします

3.他のコンピュータのWebブラウザのアドレスバーに「http://192.168.1.1/test.rdr」と入力してアクセスします。

4.しばらくすると、時刻が表示されます。

※この段階で、「Webサーバがみつかりません」などと表示される場合は、ファイアウォール(インターネットセキュリティソフトなど)によって、Webサーバにアクセスできない可能性があります。
この場合は、インターネットセキュリティソフトの設定画面で、プロデル簡易Webサーバで設定したポート番号から外部アクセスできるように設定してください。


POSTによる引数の取得

POST形式のフォームで送られたパラメータを取得する例です。

値は、[要求から「message」という引数を取得したもの]

応答として「<html>
<head>
    <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8" />
</head>
<body>
<form action="post.rdr" method="POST">
    <input type="text" name="message">
    <input type="submit" value=" 送信 ">
</form>
<hr>
[値]
</body>
</html>
」を送る

Cookieの設定と取得

アクセスしたウェブブラウザにCookieを保存させたり、保存したCookieを取得したりする例です。

カウントクッキーを、[要求から「count」というクッキーを取得したもの]とする
もしカウントクッキーは、空なら
  カウントは、1
  応答として「count」というクッキーへ(カウント+1)を設定する
そうでなければ
  カウントは、カウントクッキーの内容
  カウントクッキーの有効期限を明日に変える
  カウントクッキーの内容は、(カウント+1)
  応答としてカウントクッキーを設定する
もし終わり

応答として「<html>
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8" />
</head>
<body>
カウントは、[カウント]です。
</body></html>」を送る

セッション変数の設定と取得

セッション変数の例です。
Cookieはウェブブラウザに保存されるのに対して、セッションはサーバ側に値が保存されるため、クライアントによって直接情報が変更される可能性がありません。

メッセージは、[要求から「message」という引数を取得したもの]
もしメッセージが「」でないなら
  応答として「message」というセッション項目へメッセージを設定する
そうでなければ
  メッセージを、[要求から「message」というセッション項目を取得したもの]とする
もし終わり

応答として「<html>
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8" />
</head>
<body>
<form action="session.rdr" method="POST">
<input type="text" name="message" value="[メッセージ]">
<input type="submit" value=" 投稿する ">
</form>
<a href="session.rdr">再表示</a>
</body></html>」を送る


プロデルCGIの概要

プロデルCGIは、プロデルで書かれたWebアプリケーションをCGI (Common Gateway Interface)を使って動作させるランタイムエンジンです。

ApacheなどのWebサーバを組み合わせて、プロデルプログラムをCGIとして実行できます。

CGI動作には、プロデルの知識に加えて、Apacheなどのサーバの知識が必要です。 

動作環境

プロデルCGIは、次のいずれかの動作環境が必要です。

  • Windows×Apache×.NET Framework2.0以上
  • Linux×Apache×mono 1.9以上

CGIが利用できるWebサーバに加えて、プロデルを動作させる環境が、別途必要です。

なお、標準的な共有サーバでCGIに対応していた場合でも
monoが導入されていないサーバでは、動作しません。

プロデルは、Windows環境上で動作することを想定して設計されています。
Linux上では、一部のプログラムが動作しない場合がありますので、ご了承ください。 


Apacheでプロデルを動かす

プロデルCGIを使うことで、
Apache上で、プロデルのプログラムを動かすことができます。

プロデル簡易Webサーバで動作するプログラムを、
ほぼ変更することなく、動かすことができます。

動作環境

Apacheでプロデルを動かすには、次の環境が必要です。

  • Apache HTTP Server
  • .NET Framework 2.0以降
  • プロデルCGI

このページでは、XAMPPに含まれるApache HTTP Serverを使って、
プロデルCGIの動作環境を構築する方法を、紹介します。

 

環境の構築

XAMPPのインストール

XAMPPの公式サイトからXAMPPをダウンロードして、インストールします。

 

プロデルCGIと関連するファイルのコピー

1.XAMPPがインストールされているフォルダ(C:\xampp\など)に「rdr」フォルダを作成します。

2.プロデル簡易Webサーバを解凍したフォルダまたは、プロデル本体から
次のファイルとフォルダを、「rdr」フォルダにコピーします。

  • rdrcgi.exe
  • Produire.Core.dll
  • utopiat.Host.dll
  • pluginsフォルダ

 

動作テスト

プロデルCGIのテストプログラム

次のプログラムを、test.cgi という名前で、「C:\xampp\htdocs\」へ保存します。

#!c:\xampp\rdr\rdrcgi.exe

応答として「<html>
<head>
    <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">
</head>
<body>
現在は、[時刻]です。
</body></html>」を送る

 

テストプログラムを動かす

1.XAMPPのコントロールパネルでApacheを起動(Start)します。

2.ブラウザで「http://localhost/test.cgi」を開きます。

3.現在時刻が表示されれば、成功です!!

 

簡易Webサーバ用のサンプルを動かすには

プロデル簡易Webサーバ用のサンプルプログラムを、プロデルCGIで動かすには、
拡張子を.cgiに変えて、ファイルの先頭に次のような内容を追加します。

#!c:\xampp\rdr\rdrcgi.exe

この部分は、apacheがCGIを処理するプログラムを指定するもので、
プロデルで書かれたプログラムの場合は、プロデルCGI (rdrcgi.exe)があるパスを指定します。

 

[補足] 拡張子(.rdr)で動作させるようにするには

CGIとして実行するには、プロデルプログラムの拡張子を.cgiとする必要がありますが、
Apacheの設定を変更することで、.rdrでも動作させることができます。

Apacheの設定を変更するには、設定ファイル(httpd.conf)を変更します。

httpd.confの変更

1.「C:\xampp\apache\conf」にある「httpd.conf」をメモ帳などのテキストエディタで開きます。

2.httpd.confの中から、次の部分を、変更後の内容に変更します。

(変更前)
AddHandler cgi-script .cgi .pl .asp

(変更後)
AddHandler cgi-script .cgi .pl .asp .rdr

Apacheの再起動

Apacheがすでに起動している場合は、設定を反映させるために、Apacheを再起動します。



Linux環境のApacheでプロデルを動かす

.NET Frameworkのオープン実装であるMonoを使うことで、
Linux環境でも、Apacheを使ってプロデルのプログラムを動かすことができます。

Mono1.9以降がインストールできる環境であれば、Linux環境でもプロデルを動かすことができます。

なお、共有サーバなど、インストールできるソフトウェアに制限がある環境では、
LinuxであってもプロデルCGIを利用することはできません。

また、プロデルはWindowsでの動作を前提としているため、
一部の種類や手順が正常に動作しない場合があります。

動作環境

Apacheでプロデルを動かすには、次の環境が必要です。

  • Apache HTTP Server
  • Mono
  • プロデルCGI

このマニュアルでは、CentOS 5.5とMono 1.9を使って、
プロデルCGIを動作させる環境の構築方法を説明します。

なお、CentOS以外の環境では、Monoの導入方法が異なります。
使用しているLinux環境にあわせた方法で、Monoを導入してください。

Mono1.9で、プロデルの基本的な機能は、動作しますが、
不具合により十分に機能が動作しない場合があります。
可能であれば、最新版を導入することをおすすめします。

 

環境の構築

CentOS環境の準備

Apacheがインストールされていない場合は、
Apacheをインストールして、CGIが動作するように設定を変更します。

参考

Webサーバー構築(Apache) - CentOSで自宅サーバー構築

 

Monoのインストール

CentOS 5.5では、yumを使ってMono 1.9をインストールすることができます。

Monoをインストールするには、ターミナルで次のコマンドを実行します。

yum -y install mono-complete

※CentOS以外の環境では、yumが使用できない場合があります

 

プロデルCGIと関連するファイルのコピー

1.「/usr/local」ディレクトリに「rdr」フォルダを作成します。

cd /usr/local
mkdir rdr

2.プロデル簡易Webサーバを解凍したフォルダまたは、プロデル本体から
次のファイルとフォルダを、「rdr」フォルダにコピーします。

  • rdrcgi.exe
  • Produire.Core.dll
  • utopiat.Host.dll
  • pluginsフォルダ

 

動作テスト

プロデルCGIのテストプログラム

次のプログラムを、rdrtest.cgi という名前で、Apacheのドキュメントルート「/var/www/html」ディレクトリへ保存します。

#!/usr/bin/mono /usr/local/rdr/rdrcgi.exe

応答として「<html>
<head>
    <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">
</head>
<body>
現在は、[時刻]です。
</body></html>」を送る

2.rdrtest.cgiに対して実行権限を与えます。

chmod 755 /var/www/html/rdrtest.cgi

 

テストプログラムを動かす

1.サーバ上では、ブラウザで「http://localhost/rdrtest.cgi」を開きます。
リモートから確認する場合は、「http://(サーバのIPアドレスまたはホスト)/rdrtest.cgi」へアクセスします。

2.現在時刻が表示されれば、成功です!!

 


簡易Webサーバ用のサンプルを動かすには

プロデル簡易Webサーバ用のサンプルプログラムを、プロデルCGIで動かすには、
拡張子を.cgiに変えて、ファイルの先頭に次のような内容を追加します。

#!/usr/bin/mono /usr/local/rdr/rdrcgi.exe

この部分は、apacheがCGIを処理するプログラムを指定するもので、
プロデルで書かれたプログラムの場合は、Monoのプログラム本体のパスに続いて、
プロデルCGI (rdrcgi.exe)があるパスを指定します。

 

[補足] 拡張子(.rdr)で動作させるようにするには

CGIとして実行するには、プロデルプログラムの拡張子を.cgiとする必要がありますが、
Apacheの設定を変更することで、.rdrでも動作させることができます。

Apacheの設定を変更するには、設定ファイル(httpd.conf)を変更します。

httpd.confの変更

1.「/etc/httpd/conf/」にある「httpd.conf」をviなどのテキストエディタで開きます。

2.httpd.confの中から、次の部分を、変更後の内容に変更します。

(変更前)
AddHandler cgi-script .cgi .pl
(変更後)
AddHandler cgi-script .cgi .pl .rdr

Apacheの再起動

Apacheがすでに起動している場合は、設定を反映させるために、Apacheを再起動します。

service httpd restart

 

 

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