プロデル 入門編

日本語プログラミング言語「プロデル」ワンページ マニュアル


日本語プログラミング言語「プロデル」の世界へようこそ!

日本語プログラミング言語「プロデル」をダウンロードして頂き、ありがとうございます。

「プロデル」は、日本語でソフトウェアを作ることができるプログラミング言語とその開発環境です。

このマニュアルには、プロデルの操作方法について説明が書かれています。
この説明を読みながらプロデルをご利用ください。

プロデルとは

あなたの“したい”を日本語で

簡単・気軽にソフトウェアをことができる「造る」ことが
できる日本語プログラミング開発環境です。

「プロデル」は、ソフトウェアの作成に必要な機能や開発環境を用意しています。
メモ帳やペイントのようなソフトから生産管理システムのようなアプリケーションまで、さまざまな種類のソフトを作ることができます。

プロデルの由来は、フランス語で「造る」「生産する」といった意味がある動詞"Produire"です。
それを呼びやすいように「プロデル」と名付けました。

 

より自然な日本語でプログラムできます

プログラムは、すべて日本語で入力します。
自然な日本語に近い言葉で、コンピュータに命令することができますので、いままでプログラミングに抵抗があった方も、気軽に始められます。

プログラミングの経験がある方は、
豊富なライブラリを活用することで、ちょっとしたツールを短時間で作成することができます。
また、日本語で名付けられたクラスやメソッドから機能を推測することが容易になり、変数やクラスに付ける名前に苦労することもありません。

 

日本語らしさを生かした豊富な機能群

プロデルには、日本語で名付けられた豊富な機能群(ライブラリ)が用意されています。

.NET Frameworkのクラスライブラリを、そのまま日本語化したものではなく、
比較的に自然な日本語で書くことできるように、また、気軽にソフトを作ることができるよう、
膨大な.NETのクラスライブラリから、頻繁に使う機能を選び、作られています。

また、プラグインにより、機能を拡張することが可能です。

 

前身も含め10年間の日本語プログラミングのノウハウ

プロデルは、他の日本語プログラミング言語の模倣言語ではありません。
プロデルの前身であるTTSneoから10年間開発を行っており、
プロデルではTTSneoで培ったノウハウが活かされています。

他のプログラミング言語にはない、多くの魅力を持つ日本語プログラミング言語です。

 

さあ、プロデルでプログラミングをはじめてみましょう!!


プロデルでプログラミングをはじめよう

では、プロデルでプログラミングに挑戦しましょう!!

プログラムを日本語で書くことできると言っても、書き方が決まっています。
この「プロデル入門編」では、プロデルを使って日本語でプログラムを作る方法を説明していきます。

このマニュアルは、プロデルの基本的な使い方から順番に、説明が書かれています。
プロデルを実際に操作しながら、順番にマニュアルを読み進めていくことをおすすめします。

開発環境「プロデルデザイナ」

プロデルでプログラムを作るには、「プロデルデザイナ」という専用のエディタを使います。

プロデルデザイナには、プロデルのプログラムを作成、編集する機能や、
作成したプログラムを実行、テストする機能、実行可能ファイルへの出力機能などが用意されています。

プロデルデザイナの起動方法

セットアッププログラムを利用してインストールした場合は、
「スタート」メニューから「プロデル」→「プロデルデザイナ」をクリックします。

Zip形式から解凍した場合は、解凍したフォルダにある「Designer.exe」を開きます。

プロデルデザイナの詳しい説明は、開発環境編をご覧ください。


まずは、簡単なプログラムを作ろう

プロデルを使って、簡単なプログラムを作ってみましょう。

プログラムを書く

プロデルデザイナの中央のテキストボックスへ次のようなプログラムを入力してみましょう。

「こんにちは、プロデルへようこそ」を表示する

書いたプログラムを実行する

プログラムを入力したら、プログラムを実行してみましょう。

プロデルデザイナの「実行」メニューの「実行」ボタンを選び、プログラムを実行します。
または、ツールバーの「実行」ボタン、ショートカットキー[F5]でも実行できます。

[実行]ボタン

プログラムを実行すると、次のようなメッセージが表示されます。

いかがでしょうか? うまく動きましたか?

 

 

ついでに、次のようなプログラムを入れて書いてみましょう。
どうなるでしょうか!?

「notepad.exe」を起動する

「http://www.google.co.jp/」を開く

「新幹線」をググる

 

ウィンドウを表示する

では次に、ウィンドウを表示して、ボタンを置いてみましょう。

次のようなプログラムを書いてください。

窓というウィンドウを作る
窓へOKボタンというボタンを作る
OKボタンの位置を{30,30}に変える
OKボタンの内容を「ボタン」に変える
窓を表示する
待機する

OKボタンがクリックされた時の手順
  「押しました」を表示する
終わり

プログラムの詳しい意味は、この後の章で説明しています。

プログラムは、日本語で書かれているので、何をしているのか分かり易いと思います。

実行すると、次のような画面が表示されます。

ボタンをクリックしてみてください。
メッセージが表示されます。

プログラムを保存する

プロデルデザイナの場合は、「保存」でプログラムを保存することができます。

プロデルのプログラムは、拡張子が「.rdr」または「.プロデル」です。
プログラムは、テキストファイルですのでメモ帳などの各種エディタでも編集することができます。

まとめ

どうでしたか?

プロデルで簡単にプログラムが作れることが実感できれば幸いです。

この調子で、次のページへ読み進めていってくださいね。


変数とは

プログラミングの世界では、文字や数値などの値を記録する箱のことを、“変数”と呼びます。
変数には、文字や数値などの情報を格納したり、取り出すことができます。

変数をイメージにすると、次のようになります。

変数のイメージ

変数は、事前に宣言する必要はなく、変数へ値を格納した時点で、作成されて利用できるようになります。

 

変数へ値を代入する

変数へ値を格納するには、次のように命令します。

《変数名》は、《入れる値》

《変数名》には、変数の名前(変数名)を書きます。
変数名は、日本語またはアルファベットを使うことができます。

《入れる値》には、文字や数値、変数を書きます。

例文

メッセージは、「こんにちは」
メッセージを表示する

 

値の格納には、このほかに、3つの書き方があります。
書き方が異なるのみで、動作には違いはありません。

《変数名》《入れる値》とする

《変数名》《入れる値》

《変数名》《入れる値》を代入する

例文

Aを10とする
A=120
メッセージへ「こんにちは」を代入する

文字列の連結

文字列と文字列を連結する場合は、「&」演算子を使います。

名前は、「プロデル」
メッセージは、名前&「さん、こんにちは」
メッセージを表示する

または、文字列のインライン展開を使って、次のように書くこともできます。

名前は、「プロデル」
メッセージは、「[名前]さん、こんにちは」
メッセージを表示する


計算させるには

プロデルを使って、計算するプログラムを作ってみましょう。

プログラムの入力

まずは、1+1を計算するプログラムをプログラムを入力して、実行してみましょう。

例文 メッセージを表示するプログラム

1+1を表示する

プログラムを実行すると、「2」と表示されます。

( )を使った計算

計算式には、カッコ( ) を使うことができます。

(5+2)×3+(18+6)÷4+50を表示する

77と表示されれば正しく計算できました。

※なお、{ }(中カッコ)や[ ](大カッコ)は使うことができません。
( )(カッコ)の中に( )(カッコ)を重ねて使ってください。

計算プログラムを作る

では、プロデルで簡単な計算プログラムを作ってみましょう。

ここでは、商品の値段を入力すると、税込み価格を計算してくれるプログラムを作ります。

例文 税込み価格(消費税8%)を計算するプログラム

定価は、入力画面で「値段を入力してください」を入力したもの
結果は、定価*1.08
「税込みの値段は[結果]円になります。」を表示する

練習問題

このページで勉強したことを使って、簡単な練習問題に挑戦してみましょう。

問4-1 ((331+446)÷7)×90+9を計算させてみましょう。

問4-2 同じようにして、いろいろな計算をさせてみましょう。


配列とは

3.で紹介した“変数”は、文字や数字などの値を1つだけ格納することができます。
名簿のように複数の値を、一つの変数名に格納するには、“配列”を使います。

配列は、1から順番に割り振られた番号によって、文字や数値を格納したり、取得したりすることができます。

配列に含まれる内容の一つ一つを“要素”と呼びます。

配列をイメージにすると、次のようになります。

配列のイメージ

配列の書き方

配列は、変数名に続けて番号を( )で囲んで書きます。
番号は、1から始まります。

ーー文字や数値を格納する
【変数名】【番号】)は、【式】

ーー値を取得する
【変数名】【番号】)を表示する

なお、事前に配列の個数や型を宣言する必要はありません。

例文 配列の操作

「果物」配列の1番目から3番目までに文字を格納して、順に表示しています。

果物(1)は、「りんご」
果物(2)は、「バナナ」
果物(3)は、「ぶどう」
果物(4)は、「なし」

果物(1)を表示する
果物(2)を表示する
果物(3)を表示する
果物(4)を表示する


見出し語で出し入れする - 辞書とは

辞書は、見出し語を手がかりに、文字や数値を格納したり、取得したりすることができます。

他のプログラミング言語では、連想配列やハッシュテーブルと呼ばれるものです。

辞書のイメージは、次のようになります。

変数のイメージ

辞書の書き方

辞書は、見出し語(キーワード)を手がかりに、文字や数値などの値を格納します。
また見出しは、文字のみ指定可能ですので、必ず変数を使うか「 」で囲って書きます。事前に数や型を宣言する必要はありません。

ーー辞書で文字や数値の格納
【変数名】【見出し】)は、【 入れる値】
【変数名】
【見出し】は、【入れる値】

ーー値の取得
【変数名】【見出し】)を表示する
【変数名】【見出し】を表示する

例文 辞書の操作

値段表(「りんご」)は、「120円」
値段表(「バナナ」)は、「80円」
値段表(「ぶどう」)は、「300円」
値段表(「りんご」)を表示する

例文 辞書の操作

車の「色」は、「白」
車の「色」を表示する


ウィンドウを作る

プロデルデザイナを使ってウィンドウを作る

プロデルデザイナの「ウィンドウの設計」機能を使うことで、
マウス操作でウィンドウを作ることができます。

設計したウィンドウは、自動的にプロデルのプログラムとして出力することができます。
また、出力後で、再編集することもできます。

ウィンドウを追加する

1.新しいウィンドウを追加するには、プロデルデザイナの右側のアウトラインの
上部のツールバーから、[新しいウィンドウ]ボタンをクリックします。

[新しいウィンドウ]ボタン

2.新しく追加するウィンドウの名前を入力します。

新しいウィンドウの作成

3.「ウィンドウの設計」画面が表示されます。

ウィンドウの設計画面

 

部品を貼り付ける

ウィンドウ上に貼り付ける部品は、「ウィンドウの設計」の左側にある
ツールボックスから選ぶことができます。

ツールボックス

部品を貼り付けるには、次のように操作します。

1.ツールボックスから貼り付けたい部品を選択します。

2.ウィンドウ上で部品の左上の位置からドラッグして大きさを決めます。

3.マウスボタンを離すと、その大きさに部品が貼り付けられます。

 

部品の設定を変える

部品の名前や色などを変更するには、プロデルデザイナの右下に表示されている「設定項目一覧」を操作します。

ウィンドウ上の部品を選択した状態で、設定項目一覧から変更したい設定項目を選び、内容を変更します。

設定項目によって、選択肢から選ぶことができる場合や、色の選択画面が表示される場合があります。

部品の設定

 

再度編集する

再度、ウィンドウの設計画面を表示するには、プロデルデザイナのアウトラインから、再編集したいウィンドウを選び、ダブルクリックします。
また、再編集したいウィンドウを右クリックして「設計画面を開く」を選ぶことで開くこともできます。

 設計画面を開く

 

イベント手順を作る

ボタンをクリックした時(イベントが発生したとき)などに実行する手順を「イベント手順」と呼びます。
ウィンドウの設計画面から部品に応じたイベント手順を作ることができます。

1.部品を選択して、ダブルクリックします。

2.「プログラムの編集」画面に切り替わり、イベント手順が作られます。

詳しい説明は、開発環境編をご覧ください。


ミスを捜す

デバッグとは

ソフトを作りはじめると、ミスがたくさん見つかります。
少しのプログラムであれば、命令を一行一行、確認すれば良いのですが、
プログラムが大きくなると何千行にもなり、一つ一つ確認するわけには行きません。

また、プログラムが複雑になるとエラーメッセージが表示される部分に
問題があるとは限らず、他の部分が原因でうまく動かなくこともあります。
そもそもエラーが起こらない場合もあります。

ここでは、「ミスを見つけて、修正する」=『デバッグ』という作業について説明します。

 

「表示」命令を使う

ミスを確認する方法として、一番簡単なのが、
「表示」・「報告」命令を使う方法です。

例えば、次のようなプログラムがうまく動かず、困っているとします。

もし今日が、「2010年1月1日」なら
  「明けましておめでとう」を表示する
もし終わり

一見すると、正しいプログラムのように見えますが、
今日の日付が2010年1月1日にもかかわらず、思った通りに正しく実行されません。

そこで、2行目に次のプログラムを書き足します。

今日を表示する

実行すると、「2010/01/01 0:00:00」と表示されます。

つまり、「もし」で判断するときに、「2010年1月1日」ではなく
「2010/01/01 0:00:00」などとしないと正しく動作しないことが分かります。

このように、表示命令を使って内容を確認することで、
上手く動かない原因を調べることができます。

 

調査ウィンドウを使う

「調査ウィンドウ」では、変数の現在の状態や手順の実行状況などを見ることができます。

変数の内容を確認する

調査ウィンドウを使えば、「表示」命令を使わずに、変数の内容を調べることができます。

例えば、次のようなプログラムを実行してみてください。

数値は、10
メッセージは、「これが調査ウィンドウです。」
「[メッセージ][改行]“変数”タブをクリックしてね」を報告する

実行すると、調査ウィンドウに、メッセージが表示されます。

上の「変数」ボタンで切り替えると、変数の一覧とその中身を確認することができます。

 

停止行を設定する

最後に、プログラム実行中に、好きな場所で一時停止する機能を紹介します。

問題のあるプログラムの一時停止したい行にカーソルを置いて、F9を押すと、その行の色が変わります。再びF9を押すと解除されます。

停止行が設定された部分は、赤く強調されます。

この状態でプログラム実行すると、この行に到達したときにプログラムを一時停止します。

止まった次のプログラムを実行するには、F5を押します。

「調査ウィンドウ」と組み合わせれば、その時点での変数の内容を見ることができるので、ミスを見つけるのに必要な情報を得ることができます。  


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